Tellurは、……現在色々物色中です。

「超人ロック」シリーズ(聖悠紀)感想

2008年6月10日  2008年6月10日 
 いやー、このシリーズは一体どこまで続くのでしょうね……。
 いわゆる「SF」の黄金期あたりから連載が始まり、今も延々と連載されている日本で唯一のSFマンガでしょう。ファイブスター物語なんてひよっこじゃ、と言わんばかりの風格ですね。
 もっとも僕も自分がどこまで読んだのかがわからない状態ですw。だって単行本1巻ごとに一応、1話ずつ話は終わっているため、ストーリーが見え辛いのですよ。しかもキャラクターは超人ロックとその他レギュラーキャラ2,3人覚えれば良いだけなので……。

 まあ、真面目に感想を書くと、良質のSFというか、スペースオペラ・スペースファンタジーではあるものの、人に勧めることはできない本ですね。その理由は
1.ストーリーがどの巻も似ている
2.ガジェットが大味
3.キャラクターの違いがわかりにくい
ことにあります。
 1番目の「ストーリーがどの話も同じ」ってのは、大体どれも革命軍VS帝國軍系のストーリーなんですよ。革命軍に正義があるか、もしくは体制側が正しいかって違いが各お話の違いだったりします。ぶっちゃけ飽きるのですよね。しかもあからさまに「正義」ってのが示されていて……。
 2番目のは何となくわかる人もいるかな。簡単に言うなら、僕はあまりSFに深くはないですが、今流行しているグレッグ・イーガンのようなはったり100%ではなく、ハードSF的なリアリティ追求タイプでもなくて、完全に一昔前のSFファンタジーなガジェットなのですよ。ファイブスター物語と比べてもここら辺が古さを感じさせますね。
 3番目、途中から読んでも、話についていけますが、人によってはキャラの違いがわからないかも。まあ、主に僕のことですがねw。途中から読もうとしたけど理解不能で、最初から読むハメになりました。流行の絵柄でもないため、読めない人がいるかもしれませんね。

 結論
 面白い課と聞かれたら面白いと答える。単行本を20冊以上、一気に読ませる力はある内容でした。でも、上に挙げた理由のため、一回熱が冷めると読む気になれないですね。興味が持てる人と持てない人がわかれるため、人にもあまり勧めることはできません。
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