Tellurは、……現在色々物色中です。

ランス・クエスト予約したよ

2011年6月6日  2017年2月24日 
 先ほどアリスの最新作、ランス・クエストを予約した。
 正式ナンバーでは8作目(たぶん正史だよね)、再びRPGとしてかえりついたのだ。公式ブログより、ゲームの規模としては5D以上6未満。まー、6はゼス編ということもあってかなりボリュームもあったし(正史でしかも魔人が絡むからストーリーがヤバイくらい膨らむ)ある程度こじんまりした方が遊ぶ方も楽かなーと思ってしまう。どうせレベル限界制度があるだろうからRPGとして作業にならないのがありがたい。しっかし一時期のスランプから脱出できたようで本当に良かった良かった。このまま正史が完結しないかと思うと夜も眠れなく……。
 で、ついにヘルマン編かと思いきや、何とカラーの森。リセット登場キター! いや、鬼畜王ランスで出たキャラが正式に登場するのは何だか感慨深いものが……あれ? アリオスは? うう、やっぱ鬼畜王のアレは描かれないのか。
 しっかしどこかでランスは10までで終わるとか噂を聞いたけど、この分だとまだまだ続くよね? ランス・クエストにヘルマンは出ないだろうから、まだまだヘルマン編と魔人編、もしかするとAL教団編にブリティッシュ・月光・カオス・カフェ・ホラガ編が待ってるかもしれん。確か美樹が全く解決されてないから……。それから個人的にはラ・バスワルドを正史で出して欲しいし。
 気になるのがメディアワークスより出版されたランスコンプリートでランスの世界観が……そしてあのルドラサウムまでもが載ってしまっていること。これは期待して大丈夫ですよね!? まあアリスのことだから煽った挙句出さなかったとかありえそうで怖いが……。


 個人的な意見だけど、ランスシリーズはランスのキャラクターや鬼畜戦士というあだ名、明らかに馬鹿っぽいグラフィックに危険な匂いを感じたら購入しない方が良いと思う。時々ランスシリーズのターゲットからずれてそうな人がレビューと称して文句を言ってるけど、僕からしたら何を言ってるんだか……な気分になってしまう。「レベル神」「がはははは」「My Glorious days」「皇帝液」etc。ランスは昔からこんなセンスだったから。
 僕も鬼畜王以降に入ったファンだけど、昔からランスはこの頭の悪いキャラだったはずだしエロシーンはプレイヤー(2011年)のトレンドから見るととんでもない代物だった。ランスというキャラを楽しめるか楽しめないか、それだけがゲームの全てであり、波長が合うと楽しめるし合わないと地雷である。それは何となくラブラブシーンが増えまくったランス6以降でも基本は強姦がエロシーンの主体であったことから言える。……えーと、鬼畜王は今のランスが裸足で逃げるほど我侭でジャイアニズムに溢れてて鬼畜な奴で、そしてプレイヤーもそんなランスが横暴の限りを尽くすのを楽しんでいたのだ。鬼畜王ランスに大番長で言うキャラクリ(幸不幸チェック)がついていた程なのだから。だからこそ、創造主との戦いが番外編のゲームであったにも関わらずあそこまで神格化されてしまったのだ。あれほど気ままに生きていた男が最後の最後で世界を救ってしまった。基本的に鬼畜王のキャラは大なり小なり何か企んでそうな連中ばっかりで、しかも欠点もでかい奴らが多い。その中で本当の救世主となり、リーザス王位を放って新たな旅に出るランスはヒーローの姿ではあったもののアリスソフトが描きたいランスではなかったのだろう。
 折しもエロゲの標準が純愛とかに移っていく中でしかも鬼畜王ランスによって本来のランスとは別の性格がプレイヤーの心に残ってしまって色々苦労したんだろうなーと思われる。アリスオタとしては数年しか経ってないけど周辺情報から何となーく想像してしまった。
 何が言いたいかと言えば、鬼畜王ランスに比べてマイルドにはなったけど依然として行動原理は「がはははは」で表される奴だ。こいつを面白いと思えばランスを買うべきだし、少しでも自分に合わないと思えば買うべきでない。ランス6でも自分勝手に動いた挙句魔人のゼス侵攻の引き金を引いてしまい何万人もの人が殺された現況だ。でもこいつは「主人公」なのだ。僕は今の流行とは程遠いランスという物語が好きだから全力で買おうと思っている。


 ……あと、基本的にアリスソフトの作品って主人公やキャラクター、バカゲーのノリに付いていけない人は買うべきじゃないんじゃね? 悪乗りも結構あるしシリアス好きには受け入れられなさそう。あんなに作品があるのに東浩紀周辺に言及されたのがアトラクナクアだけってのが全て(ただしこの場合はそれで良かったけど)を物語ってると思う。
ー記事をシェアするー
B!
タグ