「女子高生 Girls-Live」(大島永遠、双葉社、2015完結)
2015年9月24日
2017年2月24日
あの伝説の「女子高生 Girls-High」の続編、なんだけど、 キャラクターはほぼ一新されてるので前シリーズを知らなかったり 忘れてても問題ない。テンポが良く、 ギャグマンガとはかくあれという作品だった。
僕がこのマンガで面白かったのはキャラクターの描き方。 大バカだけどムードメーカーな主人公とその周りにそこそこバカな 中二病と少々バカな博士タイプを序盤で配置したものの、 真面目で賢い委員長タイプが現れた結果、 主人公と委員長タイプのコンビに内容がシフトしていった。 最終話近くは委員長タイプが語り手となるなど裏主人公としての貫 禄を見せつけた。…… ボケツッコミとして描きやすかったんだろうなあ。 読んでる身としても委員長タイプが主人公の言動全てにいちいちツ ッコミを入れるので爆笑していた。 最終話まで読んでから第1話を読み返すとテンポの違いに驚くくら い。
物語が進む内に主人公軍団を形成していたバカ2人が脇役になり、 代わりに委員長タイプをライバル視していたキャラ( ややスイーツ気味)がモブから準主役へ変わったりしていた。 いわゆるキャラが勝手に動き出すという状況かな。 作者も恐らく勝手にキャラが動いているのがわかっていたらしく、 ちょくちょく脇役となったバカ2人をクローズアップしていたのだ が、結局は準主役の座を奪還するまでは至らなかったっぽい。 それでもって途中から主人公がライトな百合的好意を委員長タイプ に抱いているのには笑った。 バカ2人がますます脇役になってしまう!
というわけで、内容も面白いが、 それ以上に主人公とコンビを組むキャラがあからさまに変わったの に気付けたのがもっと面白かった。なお、 全巻読むとやっぱり主人公の相方は委員長タイプが適任だなと思う 。正直バカ2人は自分から動き辛いキャラだった。
読み終わってふと思ったが、 主人公ってかなり裕福な生まれだよな。 子供の頃からかなりのおめかしをして、 母親は裁縫とか有閑マダムっぷり。兄3人を普通に大学に入れ、 主人公自身は高校3年目をアメリカ留学。 何でこの家庭からここまでのバカが誕生したのか気になる。
僕がこのマンガで面白かったのはキャラクターの描き方。
物語が進む内に主人公軍団を形成していたバカ2人が脇役になり、
というわけで、内容も面白いが、
読み終わってふと思ったが、
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