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恋愛マンガ考

2017年3月31日  2017年3月31日 
 何か、以前、こんなことを書いてたけど、蓋を開けてみたら3月だけでマンガを50冊近く買ってしまった……。本当に一時の迷いで書くもんじゃない。良くも悪くもマンガや小説や映画は僕にとって欠かせないものだとわかっていたろうに。
 今月買ったのは恋愛・ラブコメのマンガが多かった。自分ではかなり苦手だと思っていて、それで、やっぱ苦手だなーと再認識させられたジャンル。もっとも、これ以上にスポ根が苦手なのでまだましな方ではある。
 何で僕は恋愛系のジャンルが苦手なんだろうかと考えたら、もしかしたら僕はマンガを読むときに過剰に感情移入してしまうからかもしれないと気付いた。

 小説でも感情を動かす系の小説は思いっきり全ての登場人物になりきってしまう。フラットに読めるのって幻想文学みたいな不思議系のジャンルじゃないかな。
 マンガに至っては、読者に登場人物目線にさせる技術が発達しているせいか、もろに感情移入してしまう。もう、キャラクターの好悪の感情に共鳴して疲れるのだ。これが「人類の未来は!」的に大風呂敷を広げる作品ならば読んでるうちに自分と作品を切り離せるのだが、リアルな生活・個人的な話題・俗な小道具――つまりは恋愛――をテーマにされるとキャラクターの感情に心を合わせる。その一方で物語の構造を把握しようとするため、冷静に読もうとしているにも関わらず感情は上下するという疲れる状態になる。特にラブコメ系だと偶然を多用するシーンが多いのでご都合主義だと思いつつもドキドキしていた。
 正直、時間が経てば冷静になれるのだが、元々僕はマルチタスクができない人なので感情移入をしている期間はずっとその作品・そのキャラクターのことばかり考えている状態。いやはや疲れる。

 というわけで、やっと今まで読んでいた某作品を相対的に読める状態になった。この作品、まだ完結してないから、次巻が出たらまたこうなるんだろうな。本当に恋愛マンガは苦手である。
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